角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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rabbit2022/11/066ネタバレありシリーズ1作目、母親に育児放棄された影響で人に心を開けずずっと自分の殻に閉じこもる性格となった高校生の相原拓哉と臨採の教師東野浩輝との恋。殻を作り他人と距離を取ってきた拓哉が 東野によって生まれたての雛に、そして自己主張できるように少しずつ心が成長していく姿が丁寧に描かれていて良かったです。拓哉の成長を見守り続ける東野先生も良かったです。
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小雀✡犬成分枯渇につきライフはゼロDeath2014/07/074心に深いキズを持つ少年が、自らを護る殻を破り他人と触れ合い成長してゆく。 『キズが深い』との事を再三触れる割には殻から出てくるのが若干早い気がしますが…ドンドン成長していくので、まぁいっか(笑) イラストは金ひかるサンです。つか、表紙が出ないの多過ぎ!
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猫大福2015/01/181借り本。幼児期に受けた虐待により自分の殻に閉じ籠ってしまった高校生・拓哉が主人公だが、美術教師の東野と出会い光の早さで殻が割れるww トラウマベースものとしてはストーリーがかなり薄く浅く早い。一人称で進む文体も、軽くギャグっぽい筆致も好みと外れており読了するのに骨が折れたが、拓哉が自分と向き合うことを決めてからの最後5ページがとても良かった。おびただしい量の拓哉のデッサンを保管している東野の方が実は病んでるというオチ付きw
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まり2012/03/090美術教師×美術部生徒。シリーズ一作目。重いテーマですが湿っぽくなりすぎず、だからこそ胸に迫るものがありました。主人公の拓哉はその過去から自分の周りに見えない殻を作って生きていました。そんな拓哉に真正面から向き合って手を差しのべるのが美術教師の東野。東野も最初は気づいていませんでしたが、この二人は運命の糸で結ばれていたんだと思わずにはいられません。拓哉がゆっくり東野に心を預けていく過程がとても良かったです。そしていつも自然体で愛情深い東野が本当に素敵!大好きな攻様でした♪
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