Tokyo war 機動警察パトレイバ- 後編
発売日 :
1994/05/25
- レーベル: ファンタジア文庫
- 定価: 462円(本体420円+税)
- ISBN: 9784829125687
- 判型: A6/文庫
ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
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Comit2024/12/3022購入本〜劇場版『機動警察パトレイバー2 the Movie』ノベライズ後編。東京を舞台として、警察と自衛隊が対立するという構図と“戦争“が起こりそうだという状況を作り出した柘植と、特車2課“南雲しのぶ“の過去…2人が主人公。そうだった、こういうお話だった💦空想に生きる柘植と、柘植のいう空想を現実として生きる南雲、袂を分かった2人の最後のシーンが印象的でした。
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bluemint2025/09/217ネタバレあり映画は妙に戦争に対する研究発表会みたいで理屈が先行していた印象がある。いや、それはそれでオヤジ同士の会話が不思議に面白いので好きなのだが。監督自身が小説化するから理屈っぽい文章になるのかと思いきや、レイバー同士の戦いも見せてくれて楽しめた。しかし、戦いが始まって僅か2分で戦闘ヘリ一機で車輌二科を壊滅させるなど、押井の二足歩行ロボットに対する不信は全開だし、泉たち初代隊員たちは配置転換にしてしまい、このまま NewGenerationに続くストーリーでヘッドギアのメンバー達の怒りを買うことになった。
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亮人2021/10/027面白かった!東京に進駐した自衛隊。そこへ謎の戦闘ヘリ。東京へ通じる全ての橋が落とされ、東京は戦場に。日本の平和ボケが偶然の上に成り立っているのを知らしめた衝撃。この作品から30年弱たった現在の日本でも、緊急事態宣言とか自衛隊とか玉虫色のままだしね。ラストの首謀者・柘植はちょっとあっさりしすぎの感もあった。もっと情念を語らせてほしかった。
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ぼん2018/04/082欺瞞に満ちた平和と正義としての戦争ね 映画観たような、観てないような、、
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ミヤ2025/12/171いつかカントが平和について書いた本を読んだことがある。内容は難解であまり覚えていないけれど、『戦争状態ではない』ことは偽りの平和であり、完全な状態とはいえないという内容のことを言っていたのは覚えている。それほどに鮮烈だったから。本作はまさにテレビ画面の向こうで対岸の火事を眺めている、偽りの平和を享受する人々に警鐘を鳴らしている。もちろん本作はフィクションであるがフィクション作品を通してこそうまいこと伝えられる部分はあるだろう。映画の小難しい部分を文章でしっかり追えたのはよかったです。
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