空ろの箱と零のマリア

発売日 : 2009/01/10
「私はお前を壊すために、ここにいる」転校生の唐突な宣言が、全ての始まり──
3月。中途半端な時期にやってきた転校生・音無彩矢。そのあまりの美少女ぶりに息を呑む教室の中で、彼女は教壇に立ち、無愛想にただ自分の名前だけを告げた。教室全体が次の言葉を待っていた、その時――。 「星野一輝」 ――呼んだのは、何故か僕の名前。 「私はお前を壊すために、ここにいる」 そして、突然の宣戦布告。 ただ超然と、毅然として言い放ち、静かに微笑む彼女の真意は……!? 「神栖麗奈シリーズ」の御影瑛路が贈る!!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048674614

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みんなのレビュー

  • まりも
    2015/04/17
    日常に拘る主人公一輝と転校生のマリアがループし続ける3月2日から脱出すべく頑張る話。今まで色々とループものを読んできましたが、この作品はその中でも一味違った読み応えがありますね。伏線の張り方、物語の展開共に癖が強いので評価は分かれるタイプやな。最初から場面転換が激しいので慣れるまでに時間はかかりましたが、中盤以降はあっという間に読み終えてしまいました。登場人物もそれぞれエッジが効いてるのも魅力。特に茂木さんは序盤、中盤、終盤とそれぞれ印象が激しく変わりますね。今後の展開が楽しみです。
  • くろり - しろくろりちよ
    2012/06/27
    『はこマリ』一冊目「拒絶する教室」。何でも願いを叶える「箱」という存在。日常を願う一輝は、箱の願いを蹂躙する者であり所有者とは対立せざるを得ない。※ネタバレ注意※今回の箱の所有者の本当の願いは、本当にささやかで純粋で、死なないことじゃなくてただ好きだと伝えたいことで、箱の最後のシーンは切ない。それでも踏み躙らなければならない一輝の葛藤も。伏線回収も見事。自分の中では一番のオススメラノベ。
  • 蜜柑
    2013/11/27
    拒絶する教室のルールとか難しかった。箱の所有者とか騙されました。個人的には文章とか好きです。挿絵があまりないところもいい、415さんのイラスト素敵でした。
  • highig
    2015/06/21
    延々と同じ日常を繰り返していることに、自分だけが気付いている。周りの風景や出来事が変わらずに、ループする時間の中で葛藤する自分だけが変化していき、世界から徐々に自分だけが切り離されていく。これは一つの恐怖でしかない。例えば「ビューティフルドリーマー」、例えば「エンドレスエイト」、たとえどんなに楽しい世界だとしても、人間の自我は変化しない『世界』と変化していく『自己』の矛盾を絶対に容認しない。設定や展開が大掛かりに過ぎるきらいはあるが、ループものの気持ち悪さはうまく表現できていたと思う。個人的には及第点。
  • サキイカスルメ
    2014/11/30
    ネタバレあり
    茂木さんとマリアがヒロイン力高すぎて辛い。日常に固執する少年一輝と、転校生マリアが終わらない3月2日から脱出するために頑張るお話。序盤は飛び飛びなので、一輝と一緒に???となっていましたが中盤以降は惹き込まれました。面白かった。茂木さんの振り幅が凄い。最初で一輝の初恋相手であまり感情が見えない子、中盤でなにこの子怖い!(これは黒幕が悪かった)、終盤で健気な子だから幸せになってほしいけれど、この展開は切なすぎる!となりました。所々で可愛いマリアにもやられましたね。続きでも茂木さん出てきて欲しいなぁ。