【あの作品ってどんな話?】完璧超人に見えて、実はめちゃくちゃ不器用で努力家のアーリャさんが最高にかわいい!『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』をご紹介!
12/28(日)まで開催されていた「ライトノベル展2025」をスペシャルな描き下ろしイラストで飾った15作品を、年末年始の毎日ご紹介する特別連載特集!
「名前は知ってたけど、お話は知らないかも……」「気になってたけど、どんなお話なんだろう?」といった未読の方へ、作品の見どころをお届けします。
第5回目はスニーカー文庫の『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』。本記事を読んで気になった方は、ぜひこの機会に本編をチェックしてみてください!
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』
(著:燦々SUN イラスト:ももこ/角川スニーカー文庫)
”ロシデレ” は、まずイラストがとてもいい。カラーイラストは繊細だし、特にアーリャの目が綺麗! 本文の挿絵もかわいくて、男女問わず楽しめると思う。イラストから想像できる通り、かわいい女子が出てくる学園ものだが、見た目以上にそれぞれのキャラの中身が魅力的な作品だ。
その美貌から多くの男子に言い寄られるが、冷たくあしらうアーリャ。そんな彼女が唯一話す男子が、ずっと隣の席の政近だった。この政近がアーリャに話しかけられても特に舞い上がることもなく、普通に接するところもいい。
頻繁に居眠りをしたり教科書を忘れたりする政近にあきれ気味のアーリャだけど、ちょいちょいロシア語で「かわいい」などとデレている。実は政近はある理由からロシア語に堪能であり、全部意味がわかっているのだが、そうとは知らずデレているアーリャが愛おしい。そのほかにも無駄に我慢強くて一生懸命で、辛いものが得意じゃないのに平気なふりをして食べるなど、アーリャにはかわいいところが多くて同性でもキュンとしてしまう。
また、アーリャは努力家で完璧主義なあまり、周りの人とぶつかった経験も多いらしく、一人で頑張ろうとしがちなところも応援したくなる。そういうときにさりげなくフォローする政近、結構いい男である。彼はやる気を出せばなんでもできそうなのに、今は無気力人間。そうなってしまったのには深い理由があるらしい。彼の過去に何があったのかも気になる。
政近の幼なじみでお嬢様の有希も魅力的だ。一人称が「わたくし」で、同級生に対しても敬語。麗しすぎる……と思いながら読み進めると、激辛ラーメンが好きだったり、政近とアーリャの仲をたきつけるようなことを(おそらく)わざと言ったり、ただの品行方正なお嬢様ではないのかもしれない……? と思わせる言動もチラホラ。もっとどんな人なのか知りたくなるキャラクターだ。幼なじみで仲も良さそうだけど、政近に恋愛感情はないのだろうか?
一方で気になるのは、同じ学年にいるという政近の妹の存在。メールでのやり取りを見る限り、オタクノリが通じる貴重な女子のようである。そもそも同じ学年で妹ってどういうことなんだろう。後半でこの妹に関する驚きの事実が明かされるので「そ、そういうことだったのか〜!」となった。ぜひこの部分までだけでも読んでみてほしい。やり取りの中で「どうした兄者」と言っていて思わず笑ってしまった。あのアスキーアートが目に浮かぶ。古き良きインターネットに親しんでいた方々はぜひそういった部分も楽しんでほしい。
文:ぐみ

キャラクター紹介
久世政近(くぜ まさちか)
本作の主人公で、アーリャの隣の席。オタク趣味で学校ではよく寝ており、教科書を忘れ、部活にも入っていない基本無気力な男子。中学時代は生徒会副会長を勤めていたが、いろいろあったらしい。実はロシア語がわかる。
アリサ・ミハイロヴナ・九条(アーリャ)
銀髪でスタイルもよく、学年トップの美女。学年の二大美姫として「孤高のお姫様」と呼ばれている。政近のことが気になっているが、表面上はあきれたような言動をとる。政近が理解できるとは知らず、ロシア語でデレている。
周防有希(すおう ゆき)
政近の幼なじみで、生徒会広報。中学生のころは生徒会会長を勤めていた。学年の二大美姫として「深窓のおひい様」と呼ばれている。元華族の旧家に生まれたお嬢様で、品行方正。政近の前では意外な一面を見せることも…?
マリヤ・ミハイロヴナ・九条(マーシャ)
アーリャの姉で1学年上、生徒会書記。アーリャより小柄で肉感的、「学園の聖母(マドンナ)」と呼ばれている。アーリャに「お姉ちゃん」と呼んでほしがるがうまくいかない。「さーくん」という恋人がいる。

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関連書籍
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時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん「И наменятоже обрати внимание」
「え、なに?」「別に? 『こいつホント馬鹿だわ』って言っただけ」「ロシア語で罵倒やめてくれる!?」
俺の隣の席に座る絶世の銀髪美少女、アーリャさんはフッと勝ち誇った笑みを浮かべていた。
……だが、事実は違う。さっきのロシア語、彼女は「私のことかまってよ」と言っていたのだ!
実は俺、久瀬政近のロシア語リスニングはネイティブレベルなのである。
そんな事とは露知らず、今日も甘々なロシア語でデレてくるアーリャさんにニヤニヤが止まらない!?
全生徒憧れの的、超ハイスペックなロシアンJKとの青春ラブコメディ!発売日: 2021/02/27角川スニーカー文庫