12/28(日)まで開催されていた「ライトノベル展2025」をスペシャルな描き下ろしイラストで飾った15作品を、年末年始の毎日ご紹介する特別連載特集!
「名前は知ってたけど、お話は知らないかも……」「気になってたけど、どんなお話なんだろう?」といった未読の方へ、作品の見どころをお届けします。
第8回目はファンタジア文庫の『公女殿下の家庭教師』。本記事を読んで気になった方は、ぜひこの機会に本編をチェックしてみてください!
『公女殿下の家庭教師』
(著:七野りく イラスト:cura/ファンタジア文庫)
「無自覚な天才が、常識外れの理論で『落ちこぼれ』を最強へと変貌させる」
このシチュエーションだけでご飯3杯いける人に、最高の作品をお届けします!
『公女殿下の家庭教師』はまさに、そんなあなたにうってつけ。
本作の主人公・アレンは、王宮魔法士試験に落ちてニート寸前というまさに崖っぷちの青年です。
そんな彼が食い扶持を稼ぐために挑むのは「才能がない公爵令嬢を説得して、受験を諦めさせろ」という無理ゲー案件。
でも、アレン先生の出した答えは常識の斜め上を行っています。
「諦めさせる? いや、合格させれば全員幸せですよね」
そう、彼はこの無理ゲーを承知で運命をひっくり返しにかかるんです!
この作品の逆転劇が最高に熱いのは、謎の特別な力で解決するわけではないところ。
アレンの武器は膨大な古書の読解と、血の滲むような研究によって築き上げられた「規格外の魔法理論」ただ一つ。
多くの家庭教師が見放した少女の可能性を、ロジックと努力だけで証明してみせる。その姿は「チート」と呼ぶにはあまりに泥臭く、けれど最高に痛快で格好いい!
そしてそんな熱い展開の合間に挟まれる「甘々」な指導風景も、本作の猛毒(褒め言葉)です。
「よく頑張りました」と頭を撫でたり、不安な背中を支えたり……アレン先生の無自覚かつ手厚いスキンシップは、まさに年下キラー。
赤面しながらも満更でもないティナや、最初は警戒心MAXだったのに徐々に絆されていくティナの専属メイド・エリーの反応を見ていると、ニヤニヤが止まらないラブコメとしても一級品なんです。さらにアレンの腐れ縁である「剣姫」リディヤとの遠慮ない掛け合いも、いいスパイスになっています。
しかし、物語はただの「師弟愛」では終わりません。
中盤、先生の理論が引き起こす「ある衝撃的な展開」によって、少女たちの絆は試練に立たされます。
才能の差、焦り、そして劣等感。単なる仲良しこよしではない、痛みすらも乗り越えて結ばれる二人の「主従愛」は、思わず目頭が熱くなるほど「尊い」の一言。
クライマックスでは、そんな試練を乗り越えた二人のコンビネーションがついに炸裂!
「努力が生む奇跡」と「極上の人間ドラマ」を同時に味わえる、満足度120%の一冊。
アニメやタイトルで気になっていたあなた、この年末年始、アレン先生の授業で最高に熱くなってみませんか?
文:フミチカ

キャラクター紹介
アレン
最難関の「王宮魔法士」試験に不合格となり、職を失った不運な秀才。魔力は平均以下と自称するが、常識外れの魔法理論で落ちこぼれの少女たちを導いていく。無自覚なスキンシップを繰り出す「天性の年下殺し」。
ティナ・ハワード
北方を守護するハワード公爵家の次女。 膨大な魔力を持ちながら魔法が一切発動せず「才なし」と諦められていたが、実は寒冷地での農業を成功させるほどの植物研究の天才。メイドのエリーと「先生のご褒美」を巡って張り合う、愛らしい教え子。
エリー・ウォーカー
ティナに仕える専属メイドにして親友。主であるティナよりも先に魔法の才能を開花させてしまう。ドジを踏んでアレンに抱きしめられるなどの「役得」イベントが多く、ティナの嫉妬心を(無自覚に)煽って物語をかき回す。
リディヤ・リンスター
王都最強の『剣姫』にして、炎の極致魔法『火焔鳥』を操る公爵令嬢。アレンとは学生時代からの腐れ縁であり、彼を振り回す天才お嬢様。黙って姿を消した彼に対し、文通でプレッシャーをかけてくる。

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