12/28(日)まで開催されていた「ライトノベル展2025」をスペシャルな描き下ろしイラストで飾った15作品を、年末年始の毎日ご紹介する特別連載特集!
「名前は知ってたけど、お話は知らないかも……」「気になってたけど、どんなお話なんだろう?」といった未読の方へ、作品の見どころをお届けします。
第1回目はスニーカー文庫の『涼宮ハルヒの憂鬱』。本記事を読んで気になった方は、ぜひこの機会に本編をチェックしてみてください!
『涼宮ハルヒの憂鬱』
(著:谷川流 イラスト:いとうのいぢ/角川スニーカー文庫)
『涼宮ハルヒの憂鬱』というタイトルを一度は耳にしたことがある人は多いのではないだろうか。実際に読んでみたら、想像以上の驚きを与えてくれる作品だった!
まずはざっと作品について触れていこう。ヒロインの涼宮ハルヒは顔良し、スタイル良し、スポーツ万能で成績優秀な女子高生だが、自己紹介で「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」と言い放つような、想像以上の不思議ちゃんである。
そしてハルヒの前の席に座る主人公・キョンはもちろん宇宙人やら未来人やらではないが、なぜかハルヒに声をかけられ、彼女の作る謎の同好会「SOS団」作りに付き合わされる羽目に。出来上がったSOS団のメンバーは、無表情でほぼセンテンスでしか人と会話しない長門有希、小柄でかわいい系巨乳の朝比奈みくる、時期はずれの転校生の古泉一樹という面々。ここにハルヒとキョンを加えた5人を軸に物語は進んでいく――。
とまあこんな感じの作品で、なるほど、普通の主人公がかわいくて変わってる女の子に振り回され、個性的な仲間に囲まれる学園モノか……としばらく読み進めると予想外の展開に「え? どういうこと??」となり、しかもその予想外が何度も畳み掛けてくる。驚いたというより理解が追いつかなかった。な、なんなんだこの話は……?
というのも、キョンがハルヒ以外のSOS団メンバーそれぞれと2人きりになるたび、衝撃の事実を明かされるのだ。その衝撃の事実を明かされるシーンは、別の作品を読んでいるのかと思うほどの斬新な展開。ちなみにキョンがさまざまなトンデモ事実をすんなり受け入れてしまうことにもびっくりする。パッと見普通の主人公なんだけど、妙に冷静なところがツボだ。主人公なのに本名が明かされていないのも謎だし。
なにはともあれ、本作を全然知らないという人も、なんとなくしか知らないという人も、 ぜひ読んでみてほしい。新鮮な読書体験を味わえるはずだ。
文:ぐみ

キャラクター紹介
キョン
ごく普通の男子。ハルヒに声をかけられたのをきっかけに、さまざまな形で色々なことに巻き込まれるが、すべて受け入れてしまう器がある。本名は明かされておらず、「キョン」と呼ばれる。ただこの呼び名は好きではないらしい。
涼宮ハルヒ(すずみや はるひ)
顔もスタイルも頭もいいが、宇宙人や不思議なものに興味を持っており、学校一の変人と言われている。キョンいわく「性格以外完璧」。かなり強引で思い立ったら即行動したいタイプ。自分では気づいていない秘密がある。
長門有希(ながと ゆき)
ショートで寡黙な眼鏡っ娘(途中からかけなくなる)。必要最低限のことしか話さず、頷くか首を振るだけのことも多いが、SOS団の活動にはきちんと参加する。真の正体を隠し持っている。
朝比奈みくる(あさひな みくる)
童顔で小柄で巨乳という、萌えを具現化したようなビジュアル。ハルヒに胸を揉まれたり、バニーガール衣装やメイド服を無理やり着させられるなどのセクハラ?を受け困っている。真の正体を隠し持っている。
古泉一樹(こいずみ いつき)
時期外れの転校生だったため、「謎の転校生」としてSOS団に勧誘された。にこやかで誰に対しても丁寧な言葉で接し、ハルヒの突飛な提案も基本的に肯定する。ゲームが弱い。真の正体を隠し持っている。

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