2025年11月16日(日)、MF文庫J『秋の学園祭2025』が配信にて開催されました。本稿ではMF文庫J編集部ステージをダイジェストでお届けします。
ステージイベントを締めくくる学園祭恒例の編集部ステージでは、MF文庫J編集部員からMF文庫J『秋の学園祭2025』の関連情報をはじめ、アニメ化作品・MF文庫Jの最新情報が紹介されました。
MF文庫J編集部からは小木曽編集長、鈴木さん、宇佐美さんが、MF文庫Jカラーである緑色の学園祭Tシャツで登場。第1部「MF文庫J秋の学園祭2025」情報、第2部「アニメ化作品」情報、第3部「MF文庫J」情報の3部構成で編集部ステージはスタートしました。
※配信アーカイブは2025年12月16日(火)に公開終了いたしました。
豪華キャンペーン&美麗なイラストのグッズ、謎解き企画と『秋の学園祭』は盛りだくさんでした


第1部ではまず、秋の学園祭に合わせて開催された2つのフェアが紹介されました。
1つ目は、全国の書店で描き下ろしイラスト使用の「謎解き付き招待状風カード(全8種)」がもらえるフェア。MF文庫Jの書籍をフェア対象店舗で1冊買うごとに、全8種の内1枚がプレゼントされます。
2つ目のフェアは、池袋の対象店舗にて実施するくじ引きキャンペーンです。MF文庫Jタイトルを対象書店で購入し、KADOKAWAアプリにレシートと本のバーコードを投稿すると、ハズレなしのくじ引きにチャレンジできます。UR賞では人気タイトルの直筆サイン色紙や直筆サイン入りタペストリーが、S賞では描き下ろしイラストを使用した直筆サイン入りポスターが当たります。フェアの詳細は秋の学園祭の特設サイトで公開中です。
さらに、全国一部書店にて、MF文庫Jタイトルのサイン本を販売する学園祭出張所が登場!コーチャンフォー新川通り店、喜久屋書店仙台店、三省堂書店名古屋本店、大垣書店イオンモールKYOTO店、フタバ図書ツタヤ TERA広島府中店、丸善博多店にて販売しました。
※販売は全て終了しています。
秋の学園祭に合わせたグッズの紹介では、ステージにグッズの見本が登場しました。
宇佐美さんが紹介したのは『死亡遊戯で飯を食う。』の主人公・幽鬼のアクリルしおり。幽鬼をはじめ、さまざまなキャラクターの描き下ろしイラストしおりが登場します。

そして、ステージにずらりと展示されていたのが、秋の学園祭描き下ろしイラストを使った特大タペストリー。今年の学園祭のテーマ“一番星”を表現した美しいデザインです。



このほか、受注販売の描き下ろしイラスト使用等身大アクリルスタンドなど、人気タイトルグッズが多数登場します。
※KADOKAWAの公式オンラインショップ「カドスト」の予約受付は終了しております。
続いては秋の学園祭の目玉企画、初開催となった謎解き企画の紹介です。松丸亮吾さんが代表を務めるRIDDLERが監修した謎解きで、1問を正解するごとに、星にまつわる人気作品のデジタル壁紙がもらえます。さらにフェア特典の謎、Web掲載の謎、この編集部ステージで出題された謎の中から各1問、計3問に正解すると、豪華プレゼントに応募できる最終問題にチャレンジ!
※配信アーカイブ終了のため、2025年12月17日現在「編集部ステージの謎」にチャレンジいただくことはできません。
MF文庫Jのあの人気作品がついにアニメ化発表!
第2部「アニメ化作品情報」ではまず、2026年に周年を迎えるタイトルの特別企画が告知されました。アニメの20周年記念を迎える『ゼロの使い魔』、15周年となる『緋弾のアリア』、『僕は友達が少ない』の3作品で、2026年に何かが起こるとのことです。
『Re:ゼロから始める異世界生活』からは、エミリアのプラスチックモデルが色彩原型とともに紹介されました。専用に設計された可動機構により様々なポーズを取らせることができ、氷魔法を放つ戦闘シーンをはじめ劇中の様々なシーンを再現できる仕様となっています。商品は通常版と、オリジナル水着・表情4種がセットになったデラックスバージョンの2つの仕様で展開します。

最新アニメのグッズでは、『死亡遊戯で飯を食う。』幽鬼原作版スケールフィギュアの原型がステージに登場。ワンダーフェスティバルでの展示版からさらにブラッシュアップを重ねた最新バージョンで、原作イラストのねこめたる先生徹底監修のもと、繊細かつ丁寧に造形されています。受注開始は2026年初頭の予定で、続報は「KDcolle(KADOKAWAコレクション)」の公式Xアカウントで告知されます。

第2部の終わりには、『また殺されてしまったのですね、探偵様』のテレビアニメ化が発表!2026年4月からTBSにて放送開始が決定しました。本ステージが初お披露目となるアニメPVとともに、原作イラストレーターのりいちゅ先生からの応援イラストを公開。さらに原作者のてにをは先生との生電話も行われ、「自分が活字で作り上げた原作が、目で見える感じで動いている。しかも素晴らしい音楽も付いている。声優さんたちの演技も含めて、文字通り別次元の作品に仕上がったなという感慨があります」と、てにをは先生はアニメ化とPVへの思いを語りました。
2025年のMF文庫Jイチオシ作品、そして第21回新人賞の受賞作は――
第3部では、MF文庫J全体に関する情報をお届け。はじめに「編集部イチオシ!推し本紹介」と題し、MF文庫J編集部員が今推したい本をプッシュします。
鈴木さんが紹介した最初の作品は『男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと 百合の間に挟まる男として転生してしまいました』(著:端桜了 イラスト:hai)。シリーズ累計18万部を突破し、次にくるライトノベル大賞2023・2024の2年連続でTOP10入りした大人気作品です。大好きな百合ゲー世界にお邪魔キャラとして転生してしまった三条ヒイロが主人公。将来花開く“百合”のため「助けを求める女の子は見捨てられない」と行動した結果、ゲームのヒロインたちから好意を寄せられることに。このままで百合が破壊されてしまうと、自分の好感度を下げようとするものの、空回りしてしまうヒイロのコミカルさが楽しみどころです。2025年12月には最新9巻の発売も予定しています。
続いて宇佐美さんから紹介されたのは、2025年12月25日発売の『五つ星ギャル、僕に沼る。』(著:羽場楽人 イラスト:はらけんし)。個性的な4人のギャルたちの等身大の姿と、彼女たちを無自覚に沼らせるカースト無関心主人公が織りなすラブコメ作品で、カクヨムのラブコメランキングでも上位にランクインしています。本ステージでは、カバーイラストが初公開されました。
最後の作品は『崩壊世界の魔法杖職人』(著:黒留ハガネ イラスト:かやはら)。単行本サイズで刊行されている作品で、第1巻発売前に行われたクラウドファンディングでは当初の目標金額の10倍の支援が集まった大注目作です。電子機器が使えなくなった崩壊世界を舞台に、器用者だけで生きてきた主人公・大利賢師が魔法杖職人となり、その杖を使った人々の活躍で知らず知らずのうちに世界を救っていくという物語です。第2巻は特装版と同時で2025年11月25日に発売されました。

ステージのラストには、第21回MF文庫Jライトノベル新人賞の結果と受賞作が発表されました。
最優秀賞は『やぁ“登校”に挑めニンゲン ~ゲーマー共は武器を片手に歪んだ校舎を踏破する~』(著:罠和ノワナ イラスト:らうと)。鈴木大輔賞も同時受賞し、審査会で数年ぶりの満場一致で受賞が決まった注目作品とのこと。
佳作は『魔女と毒殺文芸部 Curse.01 『不死』の魔女は僕に殺されたいようです。』(著:最条真 イラスト:luna)、『殺されて当然と少女は言った。』(著:空洞ユキ イラスト:博)の2作品です。受賞3作品はいずれも2025年11月25日に発売となりました。
ステージの最後は小木曽編集長の挨拶で締めくくられました。
「これで生放送は終わってしまいますが、アーカイブ視聴やフェア、Webの謎解き、全国キャンペーン等々も行っていきますので、これからが学園祭の始まりだという感じになっています。編集部も今後も作家さんと一丸となって、新しい作品を皆さんに届けていけるように頑張っていきたいと思います」
大ボリュームとなった秋の学園祭ステージイベントはこれにて幕を下ろしました。
取材・撮影・文●国分洋平
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