2025年11月16日(日)、MF文庫J『秋の学園祭2025』が配信にて開催されました。本稿ではTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、『リゼロ』)』ステージをダイジェストでお届けします。
『リゼロ』ステージには、エミリア役の高橋李依さん、ベアトリス役の新井里美さん、アナスタシア・ホーシン役の植田佳奈さんに加え、TVアニメ4thseasonから登場する新キャラクターであるシャウラを演じるファイルーズあいさんの4人が出演。TVアニメ4thseasonの最新情報をはじめ、リゼロ現場あるあるや自キャラを推すプレゼン対決、さらにMYTH&ROIDのKIHOWさんによるスペシャルライブまで、盛りだくさんの内容をレポート!
※配信アーカイブは2025年12月16日(火)に公開終了いたしました。
4thseasonから参加のファイルーズさんに、高橋さんたちが『リゼロ』収録現場を語る
主人公ナツキ・スバルの缶バッジを胸元につけた新井さんや、髪型をシャウラと同じスコーピオンテールにして登場したファイルーズさんなど、その出で立ちからもキャラ愛があふれるキャストの4名が登壇しました。ステージは、現在アフレコが進行中の4th seasonについて、収録現場の様子をキャスト陣が語ります。


「3rdseasonと4thseasonでこんなに変わるのか」と、登場人物も多くお祭りムードだった3rdseasonから一転、4thseasonアフレコでの緊張感を語る新井さん。植田さんも「かなり重いよね、シリアスな感じというか」と重ねます。高橋さんは「2ndseasonの『試練』とはまた違う、4thseasonなりの向き合い方だな」と、シリアスな展開が多かった2期とも違った雰囲気を匂わせます。


4thseasonから出演陣に加わったファイルーズさんは「『リゼロ』ってこんな重い話だったんだってすごいびっくり」と告白。そんなファイルーズさんに向け、『リゼロ』アフレコ現場の“あるある”を3人がレクチャーするコーナー「ゼロから始めるリゼロ現場」がスタートします。

コーナーがはじまると、「キャスト同士で今後の考察を始める」という高橋さんや、「カロリーを使う現場なので、みんな差し入れを楽しみにしている」と話す新井さん、はたまた「舌なめずりの練習をしている」というエルザ役の能登麻美子さんが出演していた1stseasonの頃のお話まで、和気あいあいとしたムードが感じられるエピソードが語られていきます。

一方、植田さんのあるあるは「台本をもらうと、必ずその日の生死を確認してしまう」でした。台本でキャラクターが生きているかどうかでテンションや心構えが違うそうで、自身も「『今日私死ぬかもしれないな……』って思う」とのこと。キャラクターの死も多く描かれる本作ならではのシビアな一面も物語ります。
『リゼロ』のキャラクターは魅力たっぷり。初解禁のメインPV第1弾ではシャウラも登場!
続いてのコーナーでは、4thseasonの最新情報を公開! 初公開のメインPV第1弾は、キャスト陣が語った通り緊張感あふれる内容です。「重たいを超えてホラー」とPVの感想を語る内に、話題はPVの中でも明るさを感じさせるシャウラに。演じるファイルーズさんが「シャウラはあの感じです」と太鼓判を押すと、「これで元気にリゼロ4thseason見れますね!」と、PV前半の重たさからキャスト陣がやや現実逃避する一幕も。


そして、待望の4thseasonの放送は2026年4月からに決定!放送情報に加え、4thseasonのキービジュアル第1弾や、新キャラクターのレイド・アストレアをはじめ、ロイ・アルファルドやルイ・アルネブの新ビジュアルも公開されました。レイドを演じるキャストは杉田智和さんで、ステージでは杉田さんからのキャストコメントも紹介されました。
盛りだくさんの新情報の後は、今回の学園祭のテーマ「1番星」にちなんだコーナー「1番星選手権!私のキャラを1番好きと言ってください!!」へ。ファイルーズさんと配信視聴者が審査員となり、高橋さん、新井さん、植田さんがそれぞれ自身の演じるエミリア、ベアトリス、アナスタシアの魅力を、1人最大90秒でプレゼンするという内容です。
トップバッターの新井さんは、「ベティーがかわいいのは当然なのよ」の一言でプレゼン終了。驚くキャスト陣をよそに、愛されるだけの魅力があふれているから90秒も要らない、と余裕の表情です。

続く植田さんはお手本のようなプレゼンを披露。外見や特徴的なカララギ弁、私兵団「鉄の牙」のキャラクターたちのモフモフさ、王選でのアドバンテージを順序立てて説明し、「みんな安心してウチのものになってくれてええんよ?」の一言で締める手際に、新井さんと高橋さんは圧倒された様子です。
「キャラ愛が溢れすぎてうまく言葉にできるか」と漏らす高橋さんは、エミリアの“噛めば噛むほどおいしくなる”部分をアピールすることに。これまでの物語で見せてきた様々な面を振り返りながら「あなたにしかないエミリアの魅力を見つけてもらえたら、私はもう何も要らないです!」と愛情いっぱいに訴えました。

三者三様のプレゼンに、配信視聴者の投票も拮抗。エミリアが35%、ベアトリスが33%、アナスタシアが32%という大接戦です。優勝の行方はファイルーズさんに委ねられる中、選ばれたのは植田さんのプレゼン。植田さんは優勝のご褒美として、コーナーにちなんだ“北海道七つ星ギフトカタログ”を手にします。予想を超える豪華さに新井さんと高橋さんが大騒ぎする中、ファイルーズさんはロジカルさを評価したと決め手を語りました。
MYTH&ROIDから、ボーカル・KIHOWさんが出演! 3曲を熱唱!
プレゼン対決を終え、ステージには『リゼロ』シリーズで複数の主題歌・挿入歌を生み出してきたMYTH&ROIDから、ボーカル・KIHOWさんが登場。これまでのステージを見ていたKIHOWさんは「ロイの新ビジュアルに体温が上がってしまいました」と、推しキャラの魅力に触れつつ、4thseasonへの期待を興奮気味に語りました。
そしてはじまったスペシャルライブでは、スクリーンに作品の映像が映し出される中、1stseason後半クールOPテーマ『Paradisus-Paradoxum』と前半クールEDテーマ『STYXHELIX』、3rdseasonEDテーマ『NOXLUX』を熱唱。舞台袖ではキャスト4人も釘付けになり、高橋さんはマイクをペンライト代わりに振って応援していました。

療養のため残念ながら出演キャンセルとなった鈴木このみさんに代わり急遽出演となったKIHOWさん。「鈴木このみさんファンの方にも楽しんでいただけたらすごくうれしいなと思いながら歌わせていただきました」と話しました。鈴木さんは配信中にコメントで参加してくれており、『リゼロ』音楽チームの素敵な絆も垣間見えるステージとなりました。
音楽チーム同様、多くのキャストが支える『リゼロ』シリーズ。最後の挨拶では、4thseasonには出演しないキャストの気持ちも背負って走りたいと高橋さんが意気込みを語り、配信視聴者へ「一緒に4thseason走りましょう!」と呼びかけました。
取材・撮影・文●国分洋平
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