2025年11月16日(日)、MF文庫J『秋の学園祭2025』が配信にて開催されました。本稿ではTVアニメ『人外教室の人間嫌い教師』ステージをダイジェストでお届けします。
『人外教室の人間嫌い教師』ステージには、水月鏡花 役の雨宮天さん、尾々守一咲 役の大西沙織さん、右左美彗 役の長縄まりあさん、羽根田トバリ 役の田辺留依さんの4人が出演。2026年1月に放送を控えるTVアニメの最新情報やキャスト陣が語るキャラクターの魅力、作品にちなんだバラエティーコーナーの模様をレポート!
※配信アーカイブは2025年12月16日(火)に公開終了いたしました。
本作初のキャスト出演イベント。それぞれの演じるキャラクターを語る。
TVアニメ『人外教室の人間嫌い教師』のキャストが出演する初のイベントとなった本ステージ。現在公開されているアニメ版のビジュアルとともに、キャスト陣からキャラクターが紹介されました。
雨宮さん演じる水月鏡花は、とても明るく朗らかな性格の、人魚族のお嬢さま。スクリーンに鏡花が映し出されると、一同から「かわいいー!」の声が上がります。
「鏡花は本当にいつもニコニコしていてご機嫌」と、人物像を語る雨宮さん。ですが大西さんや長縄さんからは、怒っている姿も見てみたいという意見も。

消極的な性格の人狼の少女・尾々守一咲を演じる大西さんは、放送前のため「ちょっとまだ言えないんですけど」と前置きしつつ、“狼”ではなく“人狼”であることが彼女の大きなポイントになると匂わせます。

長縄さんが担当するのは、ちょっと辛辣な言葉が多めなウサギの少女・右左美彗。臆病なウサギのイメージとは裏腹に、毒舌で根が真面目というキャラクターで、長縄さんは「厳しいんですよ!」と断言。雨宮さんは本質を突くような彗が「めっちゃ好きです」と話します。

田辺留依さん演じる羽根田トバリは、クール系ギャルな百舌鳥の少女。一見明るく元気な印象のトバリですが、田辺さんによると「実はすごく周りを見ていて、クラスをまとめているしっかりもの」なのだそう。キャスト陣の口からキャラクターのそれぞれの個性が語られ、彼女たちが送る学校生活の様子がより気になる内容となりました。

私の推しポイントはこちら! 出演者4人が語る『人外教室』の注目ポイント
続いてのコーナーは、『私たちの「一番“推し”」ポイント聴いてくれますか……?』。MF文庫J『秋の学園祭2025』のテーマ「一番星」にちなんだ企画で、キャラクターや作品の「一番“推し”」ポイントをキャストがそれぞれ、学校らしく手を挙げて発表していきます。

最初に手を挙げた田辺さんの「一番“推し”」ポイントは「ケモ耳」。ヒレのような耳を持つ鏡花や、モフモフした耳の一咲や彗、人外教室らしく耳も色とりどり。田辺さんも注目ポイントだと力説します。

長縄さんは、自身の演じる彗の「なの」という語尾を推します。「ブチギレていても『なの』のおかげでかわいいって思っていてほしい」と語る長縄さんに、キャスト陣も満場一致で「かわいい!」と応えました。

スケッチブックに「眼鏡」のイラストを描いたのは大西さん。絵を見た雨宮さんが、人狼の怖いイメージに反して大人しい性格と眼鏡っ子という一咲のギャップに触れると、大西さんも「かわいいでしょ?」と。加えて大西さんは、一咲の“モファモファ”でボリューミーな髪についても語るのですが、これが後々波乱を招くことに……。

雨宮さんが「一番“推し”」ポイントに挙げたのは、作品やキャラクターを通して「人間を知れる」こと。「人外がどうしたら人間になれるかを学ぶ中で 結果的に見ている側が人間を教えられる」と雨宮さんは語ります。また、長縄さんも同じく「自分を見なおせる!」とスケッチブックに示していました。

さらに雨宮さんは、原作のとあるエピソードで声を出して泣いたことを明かしました。アニメではどんな話が描かれるのか、期待や注目ポイントがいっぱいです。
ゾクゾク初解禁! 新キャラやOPテーマなど新情報たっぷり!
そして、本ステージで初解禁となるアニメ情報も盛りだくさん! 新たに5人のキャラクターについて、アニメの設定画とキャストが発表されました。ドラゴン族の少女・龍崎カリン 役を沼倉愛美さん、ネズミの少女・根津万智 役を福圓美里さん、黒猫の少女・黒澤寧々子 役を上田麗奈さん、エルフの少女・若葉葵 役を石川由依さん、鬼の末裔の少女・小此鬼マキ 役を堀江由衣さんが演じます。追加キャラクターは、公式Xと公式サイト上でキャストコメントも公開されています。


また、ステージにて既に情報が公開されていた本作のEDテーマ『人間カムトゥルー!』が流れると、大西さんは「歌詞がド直球」、田辺さんは「人間だと言わない言葉たちが並んでる」と歌詞について話します。同曲は今回のステージに出演した4人が演じるキャラクターによる歌唱です。
楽曲情報では、OPテーマが新たに発表されました。担当アーティストはオーイシマサヨシさんで、タイトルは『ニンゲン』。EDテーマ同様、こちらも直球の曲名です。合わせてオーイシさんのVTRコメントも放映され、VTR内でオーイシさんは「推しキャラは右左美彗ちゃんです!」と明かしました。

個性豊かゆえに回答は一致せずとも、お話は大盛り上がりのバラエティコーナー
バラエティーコーナーで行われたのは、作品に関連したゲーム「人外教室は仲良しクラス? 私たちの答えを一致させてくれますか……?」。学校や人外にちなんだ質問に対して、キャスト4人の答えを一致させるチャレンジです。収録の休憩時間はずっと喋っているというキャスト陣は、アフレコ現場は「教室っぽい雰囲気」だと話します。
最初のお題は「文化祭で人気の出し物といえば?」。作品の舞台である私立不知火高校と同じく、私立高校の文化祭と決めて回答した4人でしたが、雨宮さん、大西さん、田辺さんの3人が「おばけやしき」と答える中、長縄さんの回答は「メイドカフェ」。幸先いいスタートとはなりません。
続いてのお題「もふもふの動物と言えば?」が出題されると、キャスト陣はみんなの回答に合わせに行くと口々に宣言。一方で回答は田辺さんが「ウサギ」、長縄さんと大西さんが「ネコ」、雨宮さんは「オオカミ」と、むしろバラバラになってしまいます。オオカミと答えた雨宮さんは「一番“推し”」ポイントで一咲のモフモフを語った大西さんを問い詰めますが、実は大西さんは自ら猫を飼う愛猫家。ここは譲れなかったようです。

「人気の給食メニューと言えば?」というお題では、回答前に長縄さんが触れた“地域差”への不安が的中。長縄さんは「給食であげぱんを食べたことない…」、大西さんは「ソフト麺って何?」とそれぞれ困惑する結果に。
なかなか答えが合わない中、最後のお題は「空を飛ぶ生き物と言えば?」。これには「もず」と4人の回答が見事一致し、キャスト陣からは「ありがとうトバリさん」と、感謝の言葉が寄せられました。

原作情報や右左美彗のフィギュア化企画が告知された後、エンディングトークに移り、楽屋の雰囲気も語られました。人外の少女たちに負けず劣らず個性豊かなキャスト陣ですが、雨宮さんは「居心地いいクラスみたい」と表現。残る3人も「分かるー!」と肯きます。その様子が想像できるような、笑顔の絶えないステージとなりました。
取材・撮影・文●国分洋平
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