女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け 1

発売日 : 2021/11/15
私を殺したのは誰!? 女王は十日間だけ生き返り、自分を殺した犯人を探す
「私は、私を殺した犯人を知りたい」
死の間際、薄れゆく意識の中で女王オフィーリアはそう願う。
すると、王冠の持ち主にだけ与えられる“古の約束”により、妖精王リアは十日間だけオフィーリアを生き返らせてくれた。
「一度は死んだ身よ。ならば今度こそやりたいことを全てやってやるわ」
オフィーリアを使って権力を握ろうとした夫、
周囲に流されがちで頼りない弟、
恋心を寄せてくる近衛騎士……
数え上げればキリがない犯人候補たち。
女王を殺したのは誰なのか!?
生前の雪辱を果たす強烈な平手打ちが炸裂する王宮ミステリー開幕!! 
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 682円(本体620円+税)
  • ISBN: 9784040743233

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みんなのレビュー

  • 合縁奇縁
    2023/04/13
    ネタバレあり
    『私を殺したのは誰!?』死の間際、薄れゆく意識の中で女王オフィーリアは「私は、私を殺した犯人を知りたい」と強く願う。王冠の持ち主にだけ与えられる「古き約束」により妖精王リアは十日間だけ女王オフィーリアを生き返らせてくれた。生前の雪辱を晴らすかのように罵詈雑言を浴びせ、強烈な平手打ちが次々と炸裂する爽快な王宮ミステリー。周囲に流されがちで頼りない弟、恋心を寄せてくる近衛騎士……数え上げればキリがない犯人候補たち。もう出てる奴は皆クズ野郎ばかりで、一発目の平手打ちはオフィーリアを見下し続けてきた王配
  • あっか
    2022/06/21
    茉莉花&十三歳の皇后シリーズが好きなのでこちらも手を出してみました♪怒涛の展開、スピーディーな物語運びで一気に駆け抜けた感!イイコチャン女王だったオフィーリアが自分らしさに目覚めていくのが痛快。平手打ちすぎ。笑 でもところどころ出る箱入りな面も面白い。ミステリ好きとしては少々物足りなかったけど(解決編が唐突に始まった感があったり明確な動機が犯人から語られなかったりなど…結局ただ邪魔だったのか?)全体的にとても面白かった!続きも読む。著者さん独特の文末(〜してしまった、など)が今作では若干気になったかな…
  • 雪紫
    2024/04/20
    意識が朦朧とする中、女王は殺される前に望んだ。自分を殺した犯人が知りたい、と。これは彼女が生き返る10日間の不思議のなか憂いをなくすために奮闘する終活ミステリ。控えめな女王だったオフィーリアが死後や自分の扱いで吹っ切れた結果、勇ましく反撃するのは本当に痛快。愛情の冷めた浮気夫デイヴィットがやられた結果M的じゃなく本当に妻に惹かれ始めるのがある種の皮肉だけど、このふたりの掛け合いが何処となく楽しい。「全ての不可能を除外して最後に残ったものが如何に奇妙なことであってもそれが真実となる」・・・まさか、成立とは。
  • ラナンキュラス
    2022/06/17
    ネタバレあり
    何者かに殺された女王ヒロインは妖精王との古の約束によって10日間だけ生き返り犯人を探すことに。理想の女王を演じてきた自分を捨て好きなことをしようと決意、今まで自分を見くびっていた男性陣を罵倒し平手打ちをするのが痛快だった(性格的におこぼれ姫を思い出す...)。ただ周りにいる夫や護衛、普通ならときめきポイントになる人物達が妙に気持ち悪いのが残念(弟は改心して可愛くなったけど笑)。他に素敵な男性が現れて欲しいと思うけど、最後になるはずだった夜に夫にやや甘くなった展開から察するに→
  • よっち
    2021/11/13
    何者かに殺され、妖精王リアの「古の約束」により十日間だけ生き返った女王オフィーリア。自らを殺した犯人を探すため、思い残しをやり遂げるため、女王が覚悟を決める王宮ミステリ。彼女を使って権力を握ろうとした夫、周囲に流されがちで頼りない弟、気持ち悪い恋心を寄せてくる近衛騎士…数え上げればキリがない犯人候補たち。開き直って女王のあるべき姿を見せて、生前の雪辱を晴らす罵詈雑言、強烈な平手打ちを次々と炸裂させ、残り少ない日々を後悔のないように生きるオフィーリアが痛快で、事件の真相はやや意外でしたけど楽しく読めました。