ヴァルハラの晩ご飯     V ドラゴンと神殺しの主菜

発売日 : 2017/06/09
異色の『やわらか神話』ファンタジー、クライマックス!
イノシシのセイです! 前回、ついにボクの秘密が明らかになりました。ボクは……ボクは、見るものの所有欲をかきたて、最終的に手にしたものを死に至らしめるという呪いの指輪“アンドヴァラナウト”だったんです……。
 ロキとブリュンヒルデさまにも協力してもらって、幸いにも呪いが発現する兆候はみられないんだけど、でも……。いや、いや! ネガティブになっても仕方ない! ボクは、元気と、たとえ死んでも生き返られるのが取り柄じゃないか!もうすぐ神界一の美少女で、アイドルでもあるフレイヤさまのライブもやるらしいし、凹んじゃいられないぞっ……と!
 あれ、でもブリュンヒルデさまが最近ボクを見るとき、少し複雑な表情をされているけど……どういうことなんだろ?寂しいような、つらいような……?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048929479

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みんなのレビュー

  • 中性色
    2017/06/20
    きたないさすが狡猾神きたない。というわけで最終巻。最後まで個性的で、それでいて締まったストーリーで楽しめた。呪いの話が若干あっさり気味だったのと、ロキの秘密がどうなっていくかが残したままだったのは惜しいけど。そして最後の最後にオーディン飲みが実現するとは。そういや当初の企画って結局なんだったんだろうか。個人的にはヘイズとヴァイセが好み
  • キリル
    2017/06/25
    『やわらか神話ファンタジー』最終巻!若干駆け足で、いくつかの伏線はそのままになってしまいましたがとても面白かったです。年甲斐もなくアイドルライブではしゃぐ、主神特権乱用とそれでいいのでしょうか、主神。リンデ&ゲルデの暗殺未遂事件も必見です。今巻印象的だったのはヘイムダルで、要所でシリアスと笑いを提供してくれました。最後にそれぞれ秘めた想いを伝えあい、一緒に歩んでいこうと決意した二人。これからも幸せでありますように。ライブ含め挿絵が求められるシーンで挿絵がないのはきっと主神の仕業。主神は証拠を開示するべき。
  • やまと
    2017/06/18
    ネタバレあり
    セイに纏わる呪いを解呪するためにアースガルドの全ての人が奔走する最終巻。前半はセイの呪いの影響を受けたフレイヤのとっておきの首飾りを解呪せよ。マルデルに関する秘密、ロキとフレイヤの確執やヘイムダルのストーキングが明らかに。後半はセイの呪いの解呪のためアンドヴァリを探し出せ!ロキが抱える末恐ろしい闇を垣間見せながらも捕獲作戦は無事完了。迷いながらも想いを吐露したブリュンヒルデと共に歩む決意をしたセイの関係は良かったな。その後が気になるキャラがたくさんいるから日常編書いてくれないかなぁ。
  • Mu@仔羊堂
    2018/09/26
    シリーズ最終巻。ちょっと尻切れトンボな感じがするのは、大人の事情だろうか?とはいえ、セイにかかっていた呪いが晴れて、いつもの平和な日々が戻ってきての大団円ではある。逆にいつもより結構シリアス成分多めで、羽目を外すところもお色気成分も足らなかったなあ(笑)どうせなら、ラストでブリュンヒルデとあんなことやこんなことで思いっきりはっちゃけて欲しかったよ!(爆)前巻の予想で今巻でラグナログ的な大騒動が起こるのかなと思ったけど、オーディンとロキの騒動でちょっとだけかすったかな。何はともあれ、最後まで読めてよかった。
  • 真白優樹
    2017/06/11
    セイの真実が明らかになる中、ブリュンヒルデ達の想いが交錯する最終巻。―――例え自らの存在が偽物でも、抱いたこの想いは本物だから。最終巻もいつも通りドタバタを繰り広げたりしながらセイの生みの親をおびき出す作戦が繰り広げられる中、ロキの隠された闇の一端が明らかになる巻となっている。自らの居場所を自ら定めたセイ、想いを告げるブリュンヒルデ、闇を曝しながらもいつも通り飄々と振る舞うロキ。温かさ溢れる世界の中、いつか終わりが来るとしても、きっと彼等なら大丈夫。そう信じさせてくれるものがある。 うん、面白かった。