彼女と僕の伝奇的学問 2

発売日 : 2012/12/25
孤島の村と“巫女”に隠された秘密――。伝奇的ミステリーシリーズ第2弾!
「―― 皆の者に命ず。この女を、土牢に閉じ込めよ」 その言葉に明応大学・民間伝承研究会の面々は戦慄した――。 太平洋上に浮かぶ九重島のとある村を訪れた一行。そこは“神”をその身におろす巫女――“オガミサマ”という女性たちを長として成り立つ、特殊な共同体であった。研究会会長・楓の知人でもある中学生・沙織が、今年“オガミサマ”となるべく儀式に臨み、研究会メンバーはその取材をする手はずだったのだが……。 かくして彼女に宿った 「何者か」 の宣託によって、楓は村人たちに幽閉されてしまう。開放を目指すメンバーたちは島のリサーチを始めるが……?

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

メディアワークス文庫の新刊

  • 切手がとっても高い郵便局で
    切手がとっても高い郵便局で
    天国にいる大切な人へ――。最期の手紙が紡ぐ、感動の短編集。
    村瀬 健 (著者)
    発売日: 2025/08/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 後宮の呪術女官
    後宮の呪術女官
    稀代の呪術師は、お人よし。後宮×呪術ミステリ!!
    鉈手 璃彩子 (著者)
    発売日: 2025/08/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 最後の陰陽師とその妻 2
    最後の陰陽師とその妻 2
    旦那様の元婚約者が登場!? 和風シンデレラファンタジー第2巻!
    峰守ひろかず (著者)
    発売日: 2025/08/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • さようなら王子様、どうか私のことは忘れてください
    さようなら王子様、どうか私のことは忘れてください
    すべてを捨てられるくらい愛してた――。不器用な二人の死に戻り×ロマンス
    ハナミズキ (著者)
    発売日: 2025/08/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする
  • 神様の御用人 見習い
    神様の御用人 見習い
    神様にだって願いがある! 神様と人の温かい絆の物語、待望の新シリーズ!
    浅葉なつ (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • Bugsy Malone
    2015/09/03
    民間伝承研究会シリーズ第2弾。今回は作中では「オガミサマ」と呼ばれるシャーマンの物語。タイトルとカバーデザインからのイメージでは、ラブコメありきの軽いものかと思いがちだが、前作同様、根底には風習や風俗等に対する重いテーマがあり、それがしっかりと描かれている。文章もわかり易く、相変わらずのキャラも好みで、中々に好きなシリーズとなりました。
  • hnzwd
    2013/03/20
    シリーズ第二巻。一巻よりも民俗学の土壌が事件の真相に絡んでいていい感じです。まぁ、、その分エグいですが。そこはしょうがない。と、いうか民俗学の本質なんて現代の尺度で考えるから違和感感じるだけで、当時の時代背景とか事情とか信仰とかとか。軽く語りたくなるくらいに掘り進んでくれてます。もっとディープにいってくれても私はついて行きます!
  • dr2006
    2015/01/04
    相変わらず、民俗学、人類学に系統したストーリーは斬新で興味深い。今回はシャーマンにまつわる風習の話。オカルト的ファンタジーと現実的ミステリーの両辺をウロウロする展開が楽しい。自分はシリーズもの2作目のジンクスは感じられないと思うが、なぜかレビュー数が少ない。適度にラノベで読み易いし、面白いのになぁ・・(笑) ”3”も読もうと思う。
  • miroku
    2014/08/16
    金田一の登場しない横溝作品の趣。ライトではあるが、民俗学的部分がしっかりしているのが好み♪
  • さばかん
    2013/01/09
    今回の話は結構面白かったかな。  伝奇物って感じだった。ちょこっとSF風味だし。    それに人間ドラマがあったしね。    ミステリ的観点からもなかなか良かったのではないでしょうか。    島の伝統。島の風習。島の慣習。島の慣例。島の儀礼。島の儀式。島の秘密。    そして相変わらず恋愛成分が薄めなので……次が出るならば次こそは恋愛成分多めでお願いします。