丸戸史明×よむの超豪華タッグでお届けする幼なじみラブコメは、にやにやが止まらないどころか爆発しちゃう!?

【新作ラノベ先読み感想文レビュー】
今回は8月8日に刊行された『今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました』です。みなさんの感想も聞かせてください！

　にやにやにやにやにやにやどっかーん、だ！
　注意！ 注意！ この作品はにやにやが爆発します！ 気をつけろ！

　いや、にやにやが爆発しただけじゃわからんですよね。
　頭から説明すると白坂陽花梨、16歳が幼なじみ高村夕の部屋でゴロゴロしてるわけですよ。家がお隣、お部屋はお向かい、10年来の付き合いで勝手知ったるで勝手して、部屋主より先に入り込んで「あ、タ～君おかえり」なんてね。

　しかし、しかしですよ！
　陽花梨はタ～君に絶賛片想い中ときたもんだ。
　甘酸っぺい、甘酸っぺいよ！

　当然、きわどいやりとりも多めのスキンシップもタ～君にたいするアピール。
　内面では気づかないタ～君にやきもきしたり、新情報に綻んだり。
　この陽花梨の浮いては沈み、沈んでは浮きの恋する乙女さがね、にやにやなんですよ。

　まだまだにやにやります。
　陽花梨を応援するのはユキ、ハル、アヤ、仲良し女子グループの面々。
なかなか前進できない陽花梨の背中を押し（焚きつけるともいう）、温かかく見守り（ネタにするともいう）、一緒にいて支えてくれる（遊んでいるともいう）。

　それもあってタ～君との関係は徐々に変化。
　通学時間を合わせたり、初デートしたり（陽花梨的には）、プール行ったり花火したり。
　陽花梨、16歳、恋に友情に青春してますって！
　これがにやらずにいられますか！？

　そして迎える学園祭。
　タ～君を招待する陽花梨、待ち構える友達（笑）
　もうにやにやが止まらないですよね!?

　実際止まらないどころか爆発ですよ！
　どかーん！ と。 いやホントに。
　あー、びっくりした。にやにやって高まりすぎると爆発するんですね。
　なんでにやにやが爆発するんやと思うでしょう？
　なら読んでごらんなさいよ、絶対爆発するから!?

文：勝木弘喜

ざっくり言うとこんな作品

・ヒロインの陽花梨が幼なじみの夕に振りむいてもらうために頑張る姿がカワイイ！

・恋愛を応援（野次馬）する陽花梨の友人たちによるガールズトーク！

・物語終盤で明かされる衝撃の展開……！

主要キャラ紹介

白坂陽花梨（しらさか・ひかり）
進学校に通う16歳。『能天気』『成績のいいバカ』と友人たちから揶揄される陽気な性格。最近、幼なじみの高村夕、タ～君を異性として意識し距離の近さを利用してアピール中。

高村夕（たかむら・ゆう）
少し遠い中堅都立校に通う、真面目で気遣いのできる高校二年生。小学校に上がる年に、白坂家と高村家がほぼ同時に建て売り住宅へ引っ越してきたことで、陽花梨の幼なじみに。